布おむつってどうなんだろう?
使ってみたいけどやっぱり洗濯とかいろいろ手間がかかって大変なのかなぁ、
と思っているおかあさんも多いと思います。
ここでは簡単ですが布おむつについてわたしたちが知っていることを書きたいと思います。
布おむつで育てたいというおかあさん、おとうさんの参考になればうれしいです。
布おむつvs紙おむつ おむつ論争
いわゆる「布か紙か」というおむつ論争というのがあります。
インターネット上でもいろいろなサイトが布おむつ、紙おむつそれぞれのメリット・デメリットをあげています。
ただ結論から言えば布か紙どちらかが正解ということはないとわたしは思います。
ここではおもに布おむつのメリットについてお話しますが、紙おむつには紙おむつの良さがあります。外出時にはかさばらないし、緊急、災害時にはなくてはならないでしょう。また布おむつの手間がどうしても負担になる、というおかあさんもたくさんいると思います。
子育ての基本はなんといっても「楽しく、愛情をもって」です。
紙おむつのほうが楽しく、愛情をもって赤ちゃんに接することができるというのであれば、それがおかあさんにとっても赤ちゃんにとってもベストだと思います。
ですから「布か紙か」ではなく布おむつ育児のメリットやコツなどについて体験もまじえてお話したいと思います。
※インターネットのサイトのなかには紙おむつの成分(化学物質)の害について書かれているサイトもあります。ただいろいろ調べた結果その記述の真偽を確認できず(本当に実証されているのか)、情報の出所も特定できなかったのでここにはあえて書きません。興味のあるかたはインターネットで「紙おむつ 化学物質」などと検索すればいろいろ出てきます。
もし紙おむつの毒性の真偽について知っている方がいれば教えて頂けるとうれしいです。(勉強不足ですみません。)
わが家の場合
現在5才の娘は最初は布おむつでがんばりましたが2ヶ月でギブアップ。
一人目でわからないことだらけだったこと、洗濯がやはりたいへんだった(アパートのランドリーも遠かった)こと、十分なおむつを持っていなかったこと等が理由です。
現在15ヶ月の息子は布おむつです。二人目という気持ちの余裕もあってか、布おむつ育児を息子と一緒に(たぶん)楽しんでいます。 (※その後、2才10ヶ月で無事おむつ卒業!)
ちなみに当店の布おむつはわたしたち夫婦が実際に息子に使用してみて「これはいい!」と感じたものを取り扱っております。
布おむつのメリット
コストが安い
初期費用はかかりますが、使用期間(年数)を考えるとやはり紙おむつよりもコストがかかりません。毎月の紙おむつ代って結構かかるんですよね。
ごみが出ない
紙おむつと違ってゴミを出しません。大量のゴミが出ない分、環境にもやさしいといえます。ただ、布おむつにも「水質汚染」などの環境負荷があるという意見もあります。
肌にやさしい・やわらかい
紙おむつに比べるとやっぱりやわらかいです。最近の紙おむつの中にはかなりやわらかい肌触りのものもありますがやはり大体はゴワゴワした感じがします。やわらかいほうが赤ちゃんも気持ちいいだろうなあと思います。
実は、上の娘のときには2ヶ月であきらめた布おむつを息子で再度やって見よう、と思った理由の一つは、私自身が布製の生理用ナプキンを使ってみてこのうえなく快適だったからです。こんなに気持ちいいんだったら赤ちゃんも気持ちいいだろうなあ、と単純に思いました。
特に息子は未熟児で入院生活が長かった(4ヶ月近く)ので退院したらできるだけ快適さ、気持ち良さを感じさせてあげたいと思いました。
買出しの手間がない
紙おむつは常にストックを気にしなくてはなりません。そして夜に限って買い置きが一枚もないことに気付いたりします。夜紙おむつを買いに走りに行った経験は一度や二度ではありません。 (もちろん無くなる前にきちんと買い足しを忘れないしっかり者のおかあさんは別ですが。)
またあの重くて大きい紙おむつを、赤ちゃんと二人で買いに行くのは大変という声もよく聞きます。アメリカの車社会のおかあさんはその点まだ楽ですね。
手間がかかる(ひんぱんに換えなくてはならない)
布おむつは紙おむつに比べて吸収性が低いのでおむつが汚れると赤ちゃんは気持ち悪いので泣きます。
※ただしこれは一般的に言われていることです。うちの息子はおむつが汚れても泣きません。ふつうに機嫌よく遊んでいます。
だからこまめにおむつを換えなくてはなりません。
えっ!それはデメリットでは?と思うかもしれませんが、ひんぱんに換えることによるメリットが二つあります。
まず一つめはおむつかぶれになりにくいという事です。
ひんぱんに換えることによっておむつかぶれを防ぐことができるのです。汚れたおむつを長時間つけっぱなしにしておくことが「かぶれ」の大きな原因なのですから。
これは布でも紙でも同じです。ただ紙おむつの場合は吸収性が高いので長時間つけっぱなしということが起こりやすいのです。最近の紙おむつの宣伝文句に「8.5時間分のおしっこを吸収」というのがあります。これを真に受けて一日に3回しか換えないおかあさんがいるという、うそのような(でもたぶんほんとの)話もあります。 紙おむつでもこまめに換えましょう。
二つめは、ひんぱんに換える→スキンシップの機会が増えるということです。おむつ換えの度に話しかけ、笑いかけ、頭を撫でからだを撫でて、そして換え
おわったらギューッとだきしめてチュウしましょう。赤ちゃんもぬれたおむつを換えてもらってご機嫌のはずです。 (ただし、いつもこんなに穏やかで微笑ましい光景ばかりとは限りませんが。活発に動き回る赤ちゃんとの格闘でへとへと、という事もしばしば。)
以上の点から布おむつでも紙おむつでも是非こまめに換えてあげてください。(紙おむつの場合、費用が気になるという現実がありますが… この点では布おむつは助かりますね。)
布おむつの種類
一体型(オールインワン)おむつ/All In One(AIO) Diaper
おむつとカバーがひとつになったもの。紙おむつの布版のようなものです。
紙おむつのように使えるのでおとうさんでも簡単。外側には防水加工された生地、
内側に尿を吸収するための生地が縫い重ねられています。
一般的に一体型は洗濯後の乾燥に時間がかかるのが難点と言われていますが、
当店で取り扱いのスワドルビーズ(アメリカ)製はポケット式になっているので、
手入れがし易く乾燥も比較的速いです。
輪型おむつ
いわゆる昔ながらの布おむつ。
生地を輪型に縫製した布おむつです。カバーとあわせて使用します。
単価が安く、洗濯後の乾燥もとても速いです。
ただその後のたたみ作業が人によっては面倒かもしれません。
当店ではシンク・ビー社(日本)製を扱っています。
正方形型おむつ
正方形なのでカバーや赤ちゃんの成長に合わせていろいろな折り方ができます。
吸湿性が高いので折りたたんで赤ちゃんの枕代わりなどとしても使えます。
洗濯後の乾燥はいちばん速いです。
当店ではディサナ社(ドイツ)のオーガニックコットン製を扱っています。
プレフォールド/Prefold Diaper
たたむ手間のかからないアメリカでもっともポピュラーな布おむつのタイプ。
真ん中が厚めになっています。カバーとあわせて使用します。
当店ではダイパラップス社(アメリカ)の無漂白ものを扱っています。
ダイパラップスのプレフォールド布おむつ
新生児用はポケット式おむつのインサートとしても利用できます。
成形布おむつ/Fiited Diaper
あらかじめ赤ちゃんのおしりの形に添って縫製されている布おむつです。カバーとあわせて使用します。
洗濯した後のおむつをたたむ手間がなく、輪型に比べて一枚あたりの尿の吸収量が多いです。ただ、輪型の布おむつに比べると一枚あたりの単価が高く、洗濯後の乾燥にも時間がかかるというものが一般的です。
当店ではスワドルビーズ社のオーガニックコットン製のポケットタイプを扱っています。インサートや輪型おむつの折りたたんだものをポケットの中に仕込んで使うので、おむつ自体はとても軽量で、手入れが楽なうえに洗濯後の乾燥も速いです。
ポケットタイプ/Pocket Diaper
おむつカバーがポケット状になっていて、ポケットの中に吸収体となるインサート、布おむつ等を入れて使用します。中に入れるもので尿の吸収量を加減することができます。
紙おむつのような感覚で使用することができ、洗濯後の乾燥が速いです。
当店ではバンジーニアス2.0(アメリカ)を扱っています。3段階スナップでサイズ調節が可能なワンサイズ仕様です。インサートの挿入口にカバーが付いているので、インサートが吸収したおしっこを外に漏らしません。アウターは防水加工素材で、薄くてやわらかなポリエステル素材のライナーが赤ちゃんの肌を快適に保ちます。両サイドのタブはストレッチ素材でフィット感抜群、背後からの装着もらくちんです。ライナーの上に布おむつを敷いてカバーとして利用することもできます。
おむつカバー/Diaper Cover, Wool Soaker
一体型(オールインワン)と防水加工されているポケットタイプを除き、ほとんどの布おむつにはカバーが必要になります。
カバーにも色々な種類があります。スナップやベルクロ(マジックテープ)等でとめるものが大半ですが、アウターとしても使える毛糸ぱんつタイプ(ウールソーカー)もあります。
ウールは通気性が断然よく、夏は涼しく冬はあたたかいのでオールシーズン
使えるのでおすすめです。
写真上:ウールオーバーパンツ(ディサナ)
写真下:左より中ベルトタイプ(シンク・ビー)、
外ベルトタイプ(シンク・ビー)、ウールソーカー(コージーデザイン)、
コットンブレンドタイプ(ダイパラップス)
洗濯について
布おむつの洗濯の仕方はお酢や重曹を使うなどいろいろあるようですが、わが家ではつけおきはせずに、おむつ交換の度にささっと洗ってしぼっておいておき、1,2日に1度まとめて洗濯機で洗っています。
スワドルビーズのAIOのように内側のマイクロファイバークロスの臭いが気になるときはドクターブロナー(Dr.Bronner)のマジックソープ(ペパーミント)で洗っておいてます。
うんちを洗うときは、シャワーを使って便器の中に洗い流します。便器の近くにホース付きのシャワーがある場合はおすすめですよ! とってもよく落ちます。
本洗いの時も特別なことはしていません。ナチュラルフーズストアで売っている液体洗剤で洗っているだけです。漂白剤や柔軟材は使っていません。
途中からでも大丈夫?
布おむつに「今さら」はありません。生後1ヶ月からでも1歳からでも、それこそ2歳からでも始められますよ。
ちょっと試してみようかなぐらいの軽い気持ちで入っていく方が案外続きやすいようです。
うちの上の娘の場合もそうでしたが、生後2,3ヶ月でギブアップしたというおかあさんが多いようです。
おしっこやうんちの回数が多い生後2週間から1ヶ月は紙おむつを使って、徐々に布おむつにしていく、というのも一つの方法かもしれません。特にこのころのうんちはゆるゆるで漏れることが多く洗濯もたいへんですし、おかあさんの産後の体調や気分もあるでしょうから。夜や外出時は紙おむつというおかあさんもいらっしゃいます。
布おむつを続けるコツは布おむつ育児を楽しむこと。
何事もつらいと感じると続きませんよね。
だから布おむつは「頑張って!」じゃなくて「楽しんで!」くださいね。
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